恋とキスは背伸びして
コンベンションセンターの最初のイベント、「フラワーフェスティバル」も無事に終わり、好評を得られてホッとしていた美怜は、ある日話があると課長に呼ばれた。
「お呼びですか?課長」
「うん、あのね。実は本部長から君に手伝ってもらいたい仕事があると言われてね」
はっ?!と、驚きの余り美怜の声が裏返る。
「ほ、本部長が私に、ですか?」
「そう。なんでそんなに驚くの?」
「驚きますよ!どうして本部長ともあろう方が私に?」
「それは、君の仕事ぶりを見たからだろう。別に不思議ではないよ」
いやいやいや、と美怜は手を振って否定する。
「おかしいですよ。私、本部長と一緒にお仕事したことないですし。それにお手伝いって、一体何を?」
「君のミュージアムでの案内と、あとは人となりが気に入られたんじゃない?お手伝いはね、ルミエール ホテルのアネックス館、全面リニューアルのプロデュースだって」
「………は?」
もはや小さな呟きしか出てこない。
「とにかく、一度本社に話を聞きに行ってきて。午後の案内は抜けていいから、お昼休み終わったら直行してくれる?」
「は、はい…。かしこまりました」
深く考えてはいけない。
美怜は敢えて淡々と返事をした。
「お呼びですか?課長」
「うん、あのね。実は本部長から君に手伝ってもらいたい仕事があると言われてね」
はっ?!と、驚きの余り美怜の声が裏返る。
「ほ、本部長が私に、ですか?」
「そう。なんでそんなに驚くの?」
「驚きますよ!どうして本部長ともあろう方が私に?」
「それは、君の仕事ぶりを見たからだろう。別に不思議ではないよ」
いやいやいや、と美怜は手を振って否定する。
「おかしいですよ。私、本部長と一緒にお仕事したことないですし。それにお手伝いって、一体何を?」
「君のミュージアムでの案内と、あとは人となりが気に入られたんじゃない?お手伝いはね、ルミエール ホテルのアネックス館、全面リニューアルのプロデュースだって」
「………は?」
もはや小さな呟きしか出てこない。
「とにかく、一度本社に話を聞きに行ってきて。午後の案内は抜けていいから、お昼休み終わったら直行してくれる?」
「は、はい…。かしこまりました」
深く考えてはいけない。
美怜は敢えて淡々と返事をした。