キミのために一生分の恋を歌う -first stage-
諏訪野さんは私の脈を測り、胸の音を聴くと、1回吸入しようと言われそのまま従った。
「諏訪野さん……私いつまでこんななのかな。弱音なんかはいて、ごめん」
「いいんだよ。僕がそばにいる」
「ありがとう。私、こんなに安心できるの、はじめて」
「どういたしまして。他に具合悪いところはない?」
「うん。息苦しいだけ」
「少し寝ててもいいよ。僕が帰る時には声かける」
諏訪野さんは私の手をとり、そっと握ってくれる。
そばにいて、手を握ってくれるだけで涙が出るくらい安心できる。
「寝るの嫌。なんか楽しい話をして」
「楽しい話か~。小夏は、今度の2人で出かける時にどこに行きたい?」
「諏訪野さんが連れてってくれるならどこでもうれしい」
「素直だね。僕も考えてみたんだけど、小夏とならどこでも楽しいと思うよ。テーマパークもいいし、海とか、山とかアクティブなのもいいけど、ライブをするなら体調を最優先にしないとね」
「うん。私、お出かけして諏訪野さんのこともっと知りたい……医者と患者とかじゃなくて……先ずは、お友達として。私を助けてくれたように諏訪野さんのことをもっと知って、諏訪野さんにできること、私もしたいから」
「ありがとう。僕も小夏のこともっと知れるように、考えてみる」
「うん……ありがとう……」
気が付くと諏訪野さんの優しい声に安心して眠っていた。
「諏訪野さん……私いつまでこんななのかな。弱音なんかはいて、ごめん」
「いいんだよ。僕がそばにいる」
「ありがとう。私、こんなに安心できるの、はじめて」
「どういたしまして。他に具合悪いところはない?」
「うん。息苦しいだけ」
「少し寝ててもいいよ。僕が帰る時には声かける」
諏訪野さんは私の手をとり、そっと握ってくれる。
そばにいて、手を握ってくれるだけで涙が出るくらい安心できる。
「寝るの嫌。なんか楽しい話をして」
「楽しい話か~。小夏は、今度の2人で出かける時にどこに行きたい?」
「諏訪野さんが連れてってくれるならどこでもうれしい」
「素直だね。僕も考えてみたんだけど、小夏とならどこでも楽しいと思うよ。テーマパークもいいし、海とか、山とかアクティブなのもいいけど、ライブをするなら体調を最優先にしないとね」
「うん。私、お出かけして諏訪野さんのこともっと知りたい……医者と患者とかじゃなくて……先ずは、お友達として。私を助けてくれたように諏訪野さんのことをもっと知って、諏訪野さんにできること、私もしたいから」
「ありがとう。僕も小夏のこともっと知れるように、考えてみる」
「うん……ありがとう……」
気が付くと諏訪野さんの優しい声に安心して眠っていた。