キミのために一生分の恋を歌う -first stage-
時刻は午後1時半。外に出ると既に太陽は夏全開といわんばかりに照りつけており、私は思わず玄関の日陰へと後ずさる。
「眩しすぎ……」
と呟いたのと同時に地域の防災放送がなる。
『ーーただいま渋谷区の気温が35度を突破しました。不要不急の外出は控え十分な水分をとり熱中症には注意して過ごしてくださいーー』
こんな日に病院にいったら余計に具合悪くなりそうだ。
するとポコンとスマホが鳴った。
確認すると小春からメッセージが来ていた。
『お姉ちゃん、暑くてもちゃんと病院にはいくこと。バスならもうすぐ来るはずだからバス乗っていきなね』
小春には全てお見通しかぁ。
『分かった。ちゃんとそのつもり』
『ホントかなぁ。音楽続けたいなら体調、本当に気をつけてよ』
『心配症。大丈夫だよ』
そう打って私はスマホをカバンへとしまった。
どうせ続けたって、小春の小言しか出てこないのが分かった。
音楽を続ける。そんなの当たり前だ。どんなことがあっても私はそれだけは諦めない。
「眩しすぎ……」
と呟いたのと同時に地域の防災放送がなる。
『ーーただいま渋谷区の気温が35度を突破しました。不要不急の外出は控え十分な水分をとり熱中症には注意して過ごしてくださいーー』
こんな日に病院にいったら余計に具合悪くなりそうだ。
するとポコンとスマホが鳴った。
確認すると小春からメッセージが来ていた。
『お姉ちゃん、暑くてもちゃんと病院にはいくこと。バスならもうすぐ来るはずだからバス乗っていきなね』
小春には全てお見通しかぁ。
『分かった。ちゃんとそのつもり』
『ホントかなぁ。音楽続けたいなら体調、本当に気をつけてよ』
『心配症。大丈夫だよ』
そう打って私はスマホをカバンへとしまった。
どうせ続けたって、小春の小言しか出てこないのが分かった。
音楽を続ける。そんなの当たり前だ。どんなことがあっても私はそれだけは諦めない。