アテシアの空姫
冒険
ある小さな国
母の目は、いつも、希望が、無く、曇りがちで、いつもいつも、遠くを見ていた。
父は、頑固で、融通が、利かず、いつも、怒ってばかりで、母の、心が、散るまで、怒鳴り散らしていた。
その二人の間に、女の子が、産まれた。
名を、ナシアと言う。
崖の下に、その小さい国が、あった。
少女は、14才になった時に、王「父」や、執政達の反対を、押し切って、旅に出た。
まず、その小さい国を出るには、崖を登らないと行けなかった。
極めて高い崖、登る時に、血豆が、出来、それは破裂し、手から、血を流して、ナシアは、登り切った。
そこに何か有る、夢にも、見た、オアシス、だが、現実のそこには、何もなく、本当に何もないのだ、あるのは、どこまでも、続く砂漠だけ・・・
したたり、落ちる手に、包帯をグルグル巻いて、ナシアは、また、歩き出した。
崖下を見ると、自分の国の建物が、見えた、それっ切り、ナシアは、国を振り返らなかった。
途中、草木が、少しづつ、生えているのが、何故か、嬉しかった・・・
お金が、尽きると、ナシアは、働いて稼いでは、歩き、働いては、歩きを繰り返した。
2年は、それを繰り返した。
まだ、先は、長い、頑張れ自分、が、口癖に歩き続けた。
嵐の中や、寒い夜に雨の中を、ナシアは、歩き続けた・・・
ある島の国に辿り着いた。
皆面妖な、カッコをしていた。
ナシアは、それを、何かしら、安心すら感じている自分。
ある店の主人に、「お姉さん、何か買っておくれ」と言われた。
ナシアは、店の主人を信用していなかった。
店のテントの影にある、鍋をナシアは、見つけた。
店の主人が、言った「その鍋に目を着けるとは、凄いお姉さんだ」・・
だが、ナシアに、その鍋を買うお金は、無かった・・
その島の国を、また、1年かけて、ナシアは、歩き続けた・・・
旅の途中、自刹すら、考えた時もあっ
た・・・
1年が、過ぎた時、その島の国の、最果てに辿り着いた・・・
凍てつく寒さだけが、そこには、あった。
猛吹雪に先は、真っ暗で、何も見えなかった。
ナシアは、思った「不幸に限り等無いのだ」。。。
ナシアは、災いの元を、知った・・・
ナシアは「ここが、天国だって?何も無く、凍てつく寒さと底知れぬ闇だけじゃないか・・」。。。
ナシアは、切り上げて国に戻る事にした。
片道、8年、帰り着くまでには、それ以上の月日が、必要だと、ナシア、考えながら、来た道を自分に国へと、歩き時には、走り、また歩き続けた・・・・
それから、又無駄な月日は、流れ、8年が、経った・・
崖が、見えた、ナシアは、疲れで、笑う事すら、出来なかった・・
崖を降りる時、また、手から、血が、したたり落ちた・・
城門の前で、爺と婆たちが、大勢、ナシア姫が、帰ったぞ、と大喜びした・・
ナシアは、1週間眠り続けた・・・
起きて、食事をして、落ち着いた頃に、父と母の死を知らされた・・
ナシアは、国中の人々を集め、もう私は、どこにも行かないと告げた・・
国中が、安堵に包まれた・・
その日から、ナシアは、曇り眼の目で、たまに遠くを見る様になった・・
そう言う時、ナシアは、思うのだった「母様に自分が、似て来たのだ」と
~おしまい~
ナシアは、何の為に、旅に出て、何故、この世の災いの答えを知ろうとしたのかは、
作者にも解らない。。。。
母の目は、いつも、希望が、無く、曇りがちで、いつもいつも、遠くを見ていた。
父は、頑固で、融通が、利かず、いつも、怒ってばかりで、母の、心が、散るまで、怒鳴り散らしていた。
その二人の間に、女の子が、産まれた。
名を、ナシアと言う。
崖の下に、その小さい国が、あった。
少女は、14才になった時に、王「父」や、執政達の反対を、押し切って、旅に出た。
まず、その小さい国を出るには、崖を登らないと行けなかった。
極めて高い崖、登る時に、血豆が、出来、それは破裂し、手から、血を流して、ナシアは、登り切った。
そこに何か有る、夢にも、見た、オアシス、だが、現実のそこには、何もなく、本当に何もないのだ、あるのは、どこまでも、続く砂漠だけ・・・
したたり、落ちる手に、包帯をグルグル巻いて、ナシアは、また、歩き出した。
崖下を見ると、自分の国の建物が、見えた、それっ切り、ナシアは、国を振り返らなかった。
途中、草木が、少しづつ、生えているのが、何故か、嬉しかった・・・
お金が、尽きると、ナシアは、働いて稼いでは、歩き、働いては、歩きを繰り返した。
2年は、それを繰り返した。
まだ、先は、長い、頑張れ自分、が、口癖に歩き続けた。
嵐の中や、寒い夜に雨の中を、ナシアは、歩き続けた・・・
ある島の国に辿り着いた。
皆面妖な、カッコをしていた。
ナシアは、それを、何かしら、安心すら感じている自分。
ある店の主人に、「お姉さん、何か買っておくれ」と言われた。
ナシアは、店の主人を信用していなかった。
店のテントの影にある、鍋をナシアは、見つけた。
店の主人が、言った「その鍋に目を着けるとは、凄いお姉さんだ」・・
だが、ナシアに、その鍋を買うお金は、無かった・・
その島の国を、また、1年かけて、ナシアは、歩き続けた・・・
旅の途中、自刹すら、考えた時もあっ
た・・・
1年が、過ぎた時、その島の国の、最果てに辿り着いた・・・
凍てつく寒さだけが、そこには、あった。
猛吹雪に先は、真っ暗で、何も見えなかった。
ナシアは、思った「不幸に限り等無いのだ」。。。
ナシアは、災いの元を、知った・・・
ナシアは「ここが、天国だって?何も無く、凍てつく寒さと底知れぬ闇だけじゃないか・・」。。。
ナシアは、切り上げて国に戻る事にした。
片道、8年、帰り着くまでには、それ以上の月日が、必要だと、ナシア、考えながら、来た道を自分に国へと、歩き時には、走り、また歩き続けた・・・・
それから、又無駄な月日は、流れ、8年が、経った・・
崖が、見えた、ナシアは、疲れで、笑う事すら、出来なかった・・
崖を降りる時、また、手から、血が、したたり落ちた・・
城門の前で、爺と婆たちが、大勢、ナシア姫が、帰ったぞ、と大喜びした・・
ナシアは、1週間眠り続けた・・・
起きて、食事をして、落ち着いた頃に、父と母の死を知らされた・・
ナシアは、国中の人々を集め、もう私は、どこにも行かないと告げた・・
国中が、安堵に包まれた・・
その日から、ナシアは、曇り眼の目で、たまに遠くを見る様になった・・
そう言う時、ナシアは、思うのだった「母様に自分が、似て来たのだ」と
~おしまい~
ナシアは、何の為に、旅に出て、何故、この世の災いの答えを知ろうとしたのかは、
作者にも解らない。。。。