あの日交わした約束
楽しい時間はあっという間だった。
お昼ご飯をカフェで一緒に食べて、色々買い物を
した。
大好きな人と過ごす時間はほんとに幸せで、ずっと
このままで居たいと思えるほど楽しかった。
陽向先生の家に泊まったときに使えるようにお揃い
の食器とか、デートのときに使うお揃いの腕時計
も買ってくれた。
自分の分は払うと言ったけど、払わなくて良いって
言って全部買ってもらってしまった。
一緒に歩いていると自然と手を繋いでくれて、
私の意見を1番に聞いてくれて、同じ空間にいれる
ことだけでほんとに幸せだった。
でも、こんな完璧な陽向先生の隣にいるのが私で
ほんとに良かったのかなとか、陽向先生に釣り合う
相手にならないとっていう焦りをたまに感じて
不安になることがある。