あの日交わした約束
それから色々な話をした。
お互いの趣味の話とかの話をして、出会ったとき
よりも陽向先生に心を開けているような気がした。
「そろそろ少し診察していいかな?」
診察となると怖いけど、陽向先生なら大丈夫。
そう自分に言い聞かせて頷いた。
「ありがとう。
じゃあまず検温してもらってもいい?
反対の腕で血圧測るね。」
ピピッ
体温は36.6℃で平熱だった。
「ありがとう。
じゃあ次は聴診してもいいかな?」
「…はい。」
少し間はあったけど返事をすると微笑んでくれた。
「じゃあ服捲らなくていいから、少し浮かせて
もらえるかな?」
そう陽向先生に言われた通りにした。