あの日交わした約束
陽向side


紗奈から貰ったお土産。


それを見る度に紗奈との思い出が浮かんでくる。


紗奈と出会えた奇跡のような思い出が。


今でも鮮明に記憶されている、一生忘れられない


恋をした思い出。


あれは7年以上も前のことだった。


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俺の両親はどちらも医者で、俺も自然と医者を目指して


勉強していた。



それから医大を卒業し、研修医として働くようになった


とき。



俺は指導医の先生に連れられてある1人の女の子の病室


に行った。



入った瞬間怯えたような怖がっているような目でこちら


を見てすぐに目を逸らしたその子を見て、直感的に


守ってあげたいと思った。




自分でもこんなことを思ったのは初めてで驚いていた。






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