あの日交わした約束
「帰り送っていくよ。遅くなっちゃったし。」
「え申し訳ないです。」
「いいよいいよ。
俺も少しでも長く紗菜ちゃんと居たいしね。」
最後の言葉ほんとに嬉しかった。
少し期待しちゃうよ。
先生も私のこと思ってくれてるのかなって。
「ありがとうございます。」
そう言うと私の大好きな笑顔で笑ってくれた。
車に乗っているとき、私は言おうか迷ってたことを
先生に伝えた。
「先生。
ほんとに今までありがとうございました。
私は先生に夢と言うプレゼントを貰いました。
それは私が将来看護師さんになりたいという
夢です。
いつか、先生と一緒に働きたいです。」
泣きそうになりながら何とか耐えて伝えた。