あの日交わした約束

「帰り送っていくよ。遅くなっちゃったし。」



「え申し訳ないです。」



「いいよいいよ。




俺も少しでも長く紗菜ちゃんと居たいしね。」



最後の言葉ほんとに嬉しかった。





少し期待しちゃうよ。



先生も私のこと思ってくれてるのかなって。





「ありがとうございます。」




そう言うと私の大好きな笑顔で笑ってくれた。







車に乗っているとき、私は言おうか迷ってたことを



先生に伝えた。











「先生。




ほんとに今までありがとうございました。




私は先生に夢と言うプレゼントを貰いました。




それは私が将来看護師さんになりたいという




夢です。





いつか、先生と一緒に働きたいです。」






泣きそうになりながら何とか耐えて伝えた。



< 9 / 71 >

この作品をシェア

pagetop