モブの私が理想語ったら主役級な彼が翌日その通りにイメチェンしてきた話……する?
04 放課後の波紋
「鷹羽くん! ……少し、用事あるんだけど」
私と鷹羽くんが連れ立って教室を出かけた時、隣のクラスの女の子が声を掛けて来た。
彼女は学年でも男子に人気の可愛い子だ。確か、C組の夕凪さんって言ったと思う……鷹羽くんの大きな体の斜め後ろに居る私のことを認識したのか、こっちをなぜか睨んで来た。
「ごめん。俺、今日はもう帰るから。何か話があるのなら、明日にしてくれる?」
「五分だけなんだけど……ダメ?」
私と鷹羽くんが連れ立って教室を出かけた時、隣のクラスの女の子が声を掛けて来た。
彼女は学年でも男子に人気の可愛い子だ。確か、C組の夕凪さんって言ったと思う……鷹羽くんの大きな体の斜め後ろに居る私のことを認識したのか、こっちをなぜか睨んで来た。
「ごめん。俺、今日はもう帰るから。何か話があるのなら、明日にしてくれる?」
「五分だけなんだけど……ダメ?」