モブの私が理想語ったら主役級な彼が翌日その通りにイメチェンしてきた話……する?
「うーん。どうかな? でも、鷹羽くんはこの後、バスケ部の部活あるんじゃないの?」
「そっか……それも、そうだよね」
私は一人ドキドキしてた。
実は今日、夕凪さんの帰り道を着けることに決めていた。
敵を倒すには、まず敵を知ることから。
今は彼女が何を望んでいるか何をしようとしているか、全く訳がわからない状況だから、どうしても恐れが先に来てしまうけど、ここは勇気を出して、交友関係や夕凪さん本人のことを知ることから始めたい。
「あ。二人で帰ることにしたみたい」
なるべくなら見たくない。見たくないけど、勇気は出さないといけない。
「わかった……私も先に帰るね。ごめん、寧々ちゃん」
「……え?」
一人驚く寧々ちゃんを残して、私は足早に廊下に出た。
そこには鷹羽くんの大きな黒い背中にスポーツバッグ。その隣には夕凪さんのサラサラの長い髪が靡く。
なんでか隣り合って歩く二人の姿を見れば、胸が痛い気がして、不意に立ち止まる。
「そっか……それも、そうだよね」
私は一人ドキドキしてた。
実は今日、夕凪さんの帰り道を着けることに決めていた。
敵を倒すには、まず敵を知ることから。
今は彼女が何を望んでいるか何をしようとしているか、全く訳がわからない状況だから、どうしても恐れが先に来てしまうけど、ここは勇気を出して、交友関係や夕凪さん本人のことを知ることから始めたい。
「あ。二人で帰ることにしたみたい」
なるべくなら見たくない。見たくないけど、勇気は出さないといけない。
「わかった……私も先に帰るね。ごめん、寧々ちゃん」
「……え?」
一人驚く寧々ちゃんを残して、私は足早に廊下に出た。
そこには鷹羽くんの大きな黒い背中にスポーツバッグ。その隣には夕凪さんのサラサラの長い髪が靡く。
なんでか隣り合って歩く二人の姿を見れば、胸が痛い気がして、不意に立ち止まる。