お菓子の国の王子様
きらびやかなミッドタウンの中心地よりも、庶民的な商店街の方が落ち着き、なぜか下町の実家を思い出させる。
喫茶Bonは確か午後7時まで営業していたはず。
ドアを開け、一番奥の商店街が見える窓際のテーブル席に腰掛けた。
運が良く、お客は私だけだ。
注文した紅茶が届き、カップを両手で包み込む。
いつも私一人の時に、話し相手になってくれる
ママさんは何かを感じ取ったらしく、私を一人にしてくれた。
指先から全身に紅茶の温かさがゆっくりと広がっていく。
なんでこんなに胸が締め付けられているのだろう?あの社内メールのせい?
それだけじゃないよね?
今日、何が一番ショックで、悲しくて、辛かったのか?
洋服の件で圭衣ちゃんに迷惑をかけたこと?それもあるけど一番の原因は?
喫茶Bonは確か午後7時まで営業していたはず。
ドアを開け、一番奥の商店街が見える窓際のテーブル席に腰掛けた。
運が良く、お客は私だけだ。
注文した紅茶が届き、カップを両手で包み込む。
いつも私一人の時に、話し相手になってくれる
ママさんは何かを感じ取ったらしく、私を一人にしてくれた。
指先から全身に紅茶の温かさがゆっくりと広がっていく。
なんでこんなに胸が締め付けられているのだろう?あの社内メールのせい?
それだけじゃないよね?
今日、何が一番ショックで、悲しくて、辛かったのか?
洋服の件で圭衣ちゃんに迷惑をかけたこと?それもあるけど一番の原因は?