お菓子の国の王子様
雅サイド
雅サイド
久しぶりの社内での業務。
午前中には、紙カップを扱う会社のプレゼンテーションがあった。
この会社はここ2、3年で急成長した新しい会社だが、非常に良いい感じだ。
午後は、他の候補会社との比較を行っていた。
ドアがノックされ、花村さんが入ってくる。声をかけられ、俺の机の横に立っている彼女を見ると、心なしか震えていて、顔色が青白い。思わず席を立ち、彼女に近寄る。
「美愛ちゃん、どうしたの? 顔色が悪いし、それに震えているじゃない?」
普段は公私の区別をつけて、会社では花村さんと呼んでいるが、彼女の様子から何か特別なことが起きていると感じ、思わずプライベートでの呼び名で呼んでしまった。
震える手で彼女から渡された紙を読み、とりあえず顔色の良くない彼女をローテーブルの席に座らせ、まず大和と美奈子さんを呼んで指示を出す。
久しぶりの社内での業務。
午前中には、紙カップを扱う会社のプレゼンテーションがあった。
この会社はここ2、3年で急成長した新しい会社だが、非常に良いい感じだ。
午後は、他の候補会社との比較を行っていた。
ドアがノックされ、花村さんが入ってくる。声をかけられ、俺の机の横に立っている彼女を見ると、心なしか震えていて、顔色が青白い。思わず席を立ち、彼女に近寄る。
「美愛ちゃん、どうしたの? 顔色が悪いし、それに震えているじゃない?」
普段は公私の区別をつけて、会社では花村さんと呼んでいるが、彼女の様子から何か特別なことが起きていると感じ、思わずプライベートでの呼び名で呼んでしまった。
震える手で彼女から渡された紙を読み、とりあえず顔色の良くない彼女をローテーブルの席に座らせ、まず大和と美奈子さんを呼んで指示を出す。