お菓子の国の王子様
そして、ブレイン8にLIMEメッセージを送信する。
すぐに顧問弁護士の涼介から電話がかかってきた。
「まず、事実確認をしなければならない。俺がそっちで花村さんに確認しても構わないが、あいにくこれからクライアントが来る。行けるとしたら、2時間後になりそうだ。監視カメラのチェックは指示を出したか? ......俺たちの予想は多分一緒だな、佐藤麻茉か? ......花村さんに質問、というか私情を抜きにして詰問することになる。それを録音して証拠として残す。
......ああ、必要だ。俺がやってもいいが。......彼女に対する感情を消せ。それと、そのブランド品の入手方法に関する証拠も確保しておけ。これで佐藤麻茉を懲戒解雇に持ち込むことができる」
涼介との会話を終え、深いため息をついた。
ああ、彼女は戸惑うだろう。被害者の彼女に詰問するなんて。
きっと泣いてしまうだろう。
しかし、佐藤麻茉の件については、早急に解決したい。
すぐに顧問弁護士の涼介から電話がかかってきた。
「まず、事実確認をしなければならない。俺がそっちで花村さんに確認しても構わないが、あいにくこれからクライアントが来る。行けるとしたら、2時間後になりそうだ。監視カメラのチェックは指示を出したか? ......俺たちの予想は多分一緒だな、佐藤麻茉か? ......花村さんに質問、というか私情を抜きにして詰問することになる。それを録音して証拠として残す。
......ああ、必要だ。俺がやってもいいが。......彼女に対する感情を消せ。それと、そのブランド品の入手方法に関する証拠も確保しておけ。これで佐藤麻茉を懲戒解雇に持ち込むことができる」
涼介との会話を終え、深いため息をついた。
ああ、彼女は戸惑うだろう。被害者の彼女に詰問するなんて。
きっと泣いてしまうだろう。
しかし、佐藤麻茉の件については、早急に解決したい。