お菓子の国の王子様
俺は急いでケータイを上着から取り出し、大和に電話をかけようとしたが、あいつが今夜予定があると言っていたことを思い出した。とりあえず涼介に、美愛ちゃんがまだ帰っていないことを知らせることにした。その後京兄に電話をかける。
「雅か?」
「どうしよう、京兄。美愛ちゃんがまだ戻ってこない」
「えっ? 何時に退社したんだ?」
「5時くらいだと思う」
「もう7時20分か。どこかに寄っているとか?」
「今まで一度もそんなことはなかった。遅くなるときは必ず連絡をくれた。いつも6時くらいには家にいるから。どうしよう、このまま美愛ちゃんが帰ってこなかったら」
「おい、雅。 落ち着け! 彼女が行きそうな場所はどこだ?」
「本屋やデパ地下とか。俺探してくる」
「何かあったら、すぐに連絡くれ」
「雅か?」
「どうしよう、京兄。美愛ちゃんがまだ戻ってこない」
「えっ? 何時に退社したんだ?」
「5時くらいだと思う」
「もう7時20分か。どこかに寄っているとか?」
「今まで一度もそんなことはなかった。遅くなるときは必ず連絡をくれた。いつも6時くらいには家にいるから。どうしよう、このまま美愛ちゃんが帰ってこなかったら」
「おい、雅。 落ち着け! 彼女が行きそうな場所はどこだ?」
「本屋やデパ地下とか。俺探してくる」
「何かあったら、すぐに連絡くれ」