お菓子の国の王子様
「部屋に行って、お風呂の準備をしておいで。俺は湯加減を見てくるから。とにかく温まらないと」
家に着くや否や、美愛ちゃんに言った。美愛ちゃんを探しに行く前に、自動お湯張りセットをしておいてよかった。
彼女がお風呂に入っている間、涼介と京兄に美愛ちゃんが無事に戻ってきたことを伝える。涼介は美愛ちゃんの顔を知っている仁にも声をかけ、二人で美愛ちゃんを探しに行ったようだ。
ぬれたままの髪でキッチンを通り、部屋へ向かおうとする美愛ちゃんを呼び止めて、ソファーに座らせる。せっかく温まったのに、濡れた髪のままで寝てしまうと風邪をひいてしまう。
「風邪をひかないように、しっかり乾かさないと」
ドライヤーで乾かそうとしたとき、彼女は大丈夫と言って立ち上がった。軽く彼女の肩を押して、再びソファーに座らせる。
「いいから、俺の言うことを聞いて」
絹のような彼女の髪がドライヤーの風でふわっと舞い上がる。
そういえば、あの時の小さなお姫様の髪も、風に吹かれて、こんな感じだったな......
家に着くや否や、美愛ちゃんに言った。美愛ちゃんを探しに行く前に、自動お湯張りセットをしておいてよかった。
彼女がお風呂に入っている間、涼介と京兄に美愛ちゃんが無事に戻ってきたことを伝える。涼介は美愛ちゃんの顔を知っている仁にも声をかけ、二人で美愛ちゃんを探しに行ったようだ。
ぬれたままの髪でキッチンを通り、部屋へ向かおうとする美愛ちゃんを呼び止めて、ソファーに座らせる。せっかく温まったのに、濡れた髪のままで寝てしまうと風邪をひいてしまう。
「風邪をひかないように、しっかり乾かさないと」
ドライヤーで乾かそうとしたとき、彼女は大丈夫と言って立ち上がった。軽く彼女の肩を押して、再びソファーに座らせる。
「いいから、俺の言うことを聞いて」
絹のような彼女の髪がドライヤーの風でふわっと舞い上がる。
そういえば、あの時の小さなお姫様の髪も、風に吹かれて、こんな感じだったな......