お菓子の国の王子様
警察官が到着するまで、お兄さんは美愛ちゃんを泣き止ませようとたくさん話しかけてくれましたが、彼女は泣き止みませんでした。
「好きな動物は?」
「......っ」
「僕は学校に行ってるんだ。ミャーちゃんは?」
「ぅ......」
「好きな食べ物は?」
「.....お、お菓子、ケーキ」
お兄さんはカバンの中から小さな丸箱を取り出し、フタを開けました。
「これはね、僕が一番好きなキャラメルなんだ。一緒に食べよう」
お兄さんは一粒のキャラメルを取り出し、美愛ちゃんのお口の中へ入れました。
「......っ、うーん、美味しい。これMeuh(ムー)のキャラメルだ」
「えっ、これ食べたことあるの? 日本じゃ売ってないんだけど」
「箱に赤いベル付けた牛さんいるの」
「好きな動物は?」
「......っ」
「僕は学校に行ってるんだ。ミャーちゃんは?」
「ぅ......」
「好きな食べ物は?」
「.....お、お菓子、ケーキ」
お兄さんはカバンの中から小さな丸箱を取り出し、フタを開けました。
「これはね、僕が一番好きなキャラメルなんだ。一緒に食べよう」
お兄さんは一粒のキャラメルを取り出し、美愛ちゃんのお口の中へ入れました。
「......っ、うーん、美味しい。これMeuh(ムー)のキャラメルだ」
「えっ、これ食べたことあるの? 日本じゃ売ってないんだけど」
「箱に赤いベル付けた牛さんいるの」