お菓子の国の王子様
「美愛は英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語を話すことができ、ジョセフの会社で秘書らしい事もしてきた。最後の『色目を使わない』という点についても、あなたなら問題ないでしょう。これまでどんなイケメンにも興味を示さなかったし、それにあなたは今でも初恋のお兄さんのことを思っているじゃない? だから、私は自信を持って推薦できるわ! 面接を受けてみない?」
先ほど失業したばかりの私にとって、願ってもないお話。
「その話ぜひお願いしたい」
間髪を入れずに返答した。
「えっ、即決しちゃってもいいの? あなたのことだから、決めるのに最低三日はかかると思っていたわよ。」
「あはは、実はね、さっき失業して、新しい仕事を探さなきゃいけないんだ。だから、ぜひ面接を受けたいと思っているの。あっ、でも家族には内緒にしてもらえるかな? ようちゃんには後で電話するつもりだけど......」
「あら、そんな事情があったのね。もちろん、あなたの両親や圭衣には言わないから。とりあえず、早速今から連絡を入れるわ」
先ほど失業したばかりの私にとって、願ってもないお話。
「その話ぜひお願いしたい」
間髪を入れずに返答した。
「えっ、即決しちゃってもいいの? あなたのことだから、決めるのに最低三日はかかると思っていたわよ。」
「あはは、実はね、さっき失業して、新しい仕事を探さなきゃいけないんだ。だから、ぜひ面接を受けたいと思っているの。あっ、でも家族には内緒にしてもらえるかな? ようちゃんには後で電話するつもりだけど......」
「あら、そんな事情があったのね。もちろん、あなたの両親や圭衣には言わないから。とりあえず、早速今から連絡を入れるわ」