お菓子の国の王子様
「セキュリティ目的で、各部署や廊下に監視カメラを設置するのはどうだろうか? 特に1台は、佐藤麻茉のコンピューター画面が見える位置に」
「俺の知り合いに、明日の朝までに設置できるか聞いてみようか?」
聞かれた雅はうなずき、すぐに涼介がケータイで誰かに連絡を取り始める。
「お願いするよ。これで証拠がもっと集めやすくなると思う。とにかく、今日のミーティングで、俺たちがみんなミッドタウン支店との取引を、今年中に終了することが決まった。佐藤家とは手を切る」
ミーティングが終わり、それぞれが席を立とうとしたとき、大和が報告を始めた。
「あっ、そうだ、言うのを忘れていた。今日、面接した子を採用したから。彼女、花村さんが明日から来るので、みんなよろしくね」
「おい、大和。即決して大丈夫なのか? ちゃんと俺のサポートができるのか? また男漁りに来る女はごめんだよ」
うんざりした表情の雅。
「俺の知り合いに、明日の朝までに設置できるか聞いてみようか?」
聞かれた雅はうなずき、すぐに涼介がケータイで誰かに連絡を取り始める。
「お願いするよ。これで証拠がもっと集めやすくなると思う。とにかく、今日のミーティングで、俺たちがみんなミッドタウン支店との取引を、今年中に終了することが決まった。佐藤家とは手を切る」
ミーティングが終わり、それぞれが席を立とうとしたとき、大和が報告を始めた。
「あっ、そうだ、言うのを忘れていた。今日、面接した子を採用したから。彼女、花村さんが明日から来るので、みんなよろしくね」
「おい、大和。即決して大丈夫なのか? ちゃんと俺のサポートができるのか? また男漁りに来る女はごめんだよ」
うんざりした表情の雅。