お菓子の国の王子様
「嫌な思いをさせてすまなかった。こちらから注意書を送り彼女とミーティングをするから。ただし、彼女には以前から問題があり、こちらも証拠を集めている段階で、まだ十分には集まっていないんだ。もし佐藤に何かされたり、言われた場合は、できるだけ証拠を残して俺に知らせて。どんな小さなことでも。いいかい?」
「わかりました」
美愛は小声でうなずく。
「よし、また明日よろしくね、花村さん。今日は残業させてしまって悪かった」
「いいえ、とんでもありません。それでは、失礼いたします」
美愛がドアを閉めたのを確認すると、雅は先ほど送られてきた音声を聞き、深いため息をついた。
(ひどいとは聞いていたが、ここまでとは......)
弁護士の涼介からメールが届いていた。
「これは証拠として使える。
もう少し証拠を集めれば、解雇することができるから」
「わかりました」
美愛は小声でうなずく。
「よし、また明日よろしくね、花村さん。今日は残業させてしまって悪かった」
「いいえ、とんでもありません。それでは、失礼いたします」
美愛がドアを閉めたのを確認すると、雅は先ほど送られてきた音声を聞き、深いため息をついた。
(ひどいとは聞いていたが、ここまでとは......)
弁護士の涼介からメールが届いていた。
「これは証拠として使える。
もう少し証拠を集めれば、解雇することができるから」