お菓子の国の王子様
スイーツ
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オフィスビルの反対側にホテル9(クー)があり車で3分もかからない。
ホテル9(クー)は、雅の親友の一人である九条仁がオーナーを務めるラグジュアリーホテル。
この名前は、永遠の幸福をもたらす数字の『9』と九条の『九』に由来したもの。
甘党の雅のために、仁は毎シーズンごとにケーキ食べ放題の個室を予約し、チケットをくれる。
いつもは雅の母か姉と一緒に行くが、今回はどちらも都合が合わなかった。
45階にあるティールーム、『BONHEUR(幸せ)』は、開放感あふれる空間に、あまり高くないレモンやオレンジの木々、そしてジャスミンのブーケがアレンジされ、まるで室内庭園のようだ。
二人は角の個室に案内された。
何度も訪れている雅が、さっと説明する。
「個室にはワゴンで全種類のケーキが運ばれてくるよ。その後は、このタブレットを使って他のメニューも注文できるよ。花村さん、何を飲む?」
オフィスビルの反対側にホテル9(クー)があり車で3分もかからない。
ホテル9(クー)は、雅の親友の一人である九条仁がオーナーを務めるラグジュアリーホテル。
この名前は、永遠の幸福をもたらす数字の『9』と九条の『九』に由来したもの。
甘党の雅のために、仁は毎シーズンごとにケーキ食べ放題の個室を予約し、チケットをくれる。
いつもは雅の母か姉と一緒に行くが、今回はどちらも都合が合わなかった。
45階にあるティールーム、『BONHEUR(幸せ)』は、開放感あふれる空間に、あまり高くないレモンやオレンジの木々、そしてジャスミンのブーケがアレンジされ、まるで室内庭園のようだ。
二人は角の個室に案内された。
何度も訪れている雅が、さっと説明する。
「個室にはワゴンで全種類のケーキが運ばれてくるよ。その後は、このタブレットを使って他のメニューも注文できるよ。花村さん、何を飲む?」