お菓子の国の王子様
「そう言ってもらえて嬉しいよ。ところで、こちらのお嬢さんは?」
「紹介するよ。うちに来てくれた新しい秘書の花村さん」
美愛はスッと席を立ち、挨拶をする。
「は、はじめまして。花村美愛と申します」
「はじめまして。ホテル9(クー)のオーナーで、コイツの親友の一人、九条仁です。まあ、そんなに硬くならないで。せっかく来てくれたんだから、ゆっくりしていって」
「ありがとうございます」
仁は雅の隣にある空いている席に座り、
少し世間話をした。
美愛は二人の話の邪魔をしないように、少しぼんやりしながら窓の外を眺め、先ほどの余韻に浸っていた。
(あ〜、おいしかったなぁ。
全部美味しかったけど、イチオシは桃ちゃんだね.....
もうお腹いっぱい。
これ以上食べたら死んじゃうよー。
でもおいしかったから、死んじゃっても
いいかなぁ?
う〜ん、やっぱりまだ死にたくないや。
来年もまた桃ちゃんに会いたいから、まだ生きていよう。
はぁー、夢の国へ行った時と同じくらい幸せ。私のお腹も幸せって言ってるし......)
「紹介するよ。うちに来てくれた新しい秘書の花村さん」
美愛はスッと席を立ち、挨拶をする。
「は、はじめまして。花村美愛と申します」
「はじめまして。ホテル9(クー)のオーナーで、コイツの親友の一人、九条仁です。まあ、そんなに硬くならないで。せっかく来てくれたんだから、ゆっくりしていって」
「ありがとうございます」
仁は雅の隣にある空いている席に座り、
少し世間話をした。
美愛は二人の話の邪魔をしないように、少しぼんやりしながら窓の外を眺め、先ほどの余韻に浸っていた。
(あ〜、おいしかったなぁ。
全部美味しかったけど、イチオシは桃ちゃんだね.....
もうお腹いっぱい。
これ以上食べたら死んじゃうよー。
でもおいしかったから、死んじゃっても
いいかなぁ?
う〜ん、やっぱりまだ死にたくないや。
来年もまた桃ちゃんに会いたいから、まだ生きていよう。
はぁー、夢の国へ行った時と同じくらい幸せ。私のお腹も幸せって言ってるし......)