お菓子の国の王子様
彼女の仕事の速さと完璧さは、今までの秘書の中で最も優れている。
苦戦していた南ドイツの問題の突破口を開いてくれたのも彼女。
数カ国語を話せる上、何より俺に対して全く色目を使わないため、自分の仕事に専念できるのは久しぶりだ。
秘書室のメンバーとも良好な関係を築いているようで、安心。
安心と言えば、彼女と話しているときは、ありのままの自分でいられるし、無理に予防線を張る必要もない。
俺らしくないが、まだ知り合って数日の彼女をケーキの食べ放題に誘ったくらいだ。予想外に俺が甘党だと知ると、「筋金入りの甘党仲間」と言われ喜んでくれた。
仕事をしている時とプライベートでの彼女のギャップがかわいいと思ってしまう、しかも天然なのか?
笑ってできるエクボも愛らしい。
それに彼女の目、あれは一体何色なのだろう?入社した日には気に留めなかったが、今日太陽の下で見た彼女の瞳は、その時々で色が変わっていた。
以前、どこかで見たような記憶が......
高校生の時に出会った姫のようだ。
あの子は今でも俺との約束を
覚えているのだろうか?
苦戦していた南ドイツの問題の突破口を開いてくれたのも彼女。
数カ国語を話せる上、何より俺に対して全く色目を使わないため、自分の仕事に専念できるのは久しぶりだ。
秘書室のメンバーとも良好な関係を築いているようで、安心。
安心と言えば、彼女と話しているときは、ありのままの自分でいられるし、無理に予防線を張る必要もない。
俺らしくないが、まだ知り合って数日の彼女をケーキの食べ放題に誘ったくらいだ。予想外に俺が甘党だと知ると、「筋金入りの甘党仲間」と言われ喜んでくれた。
仕事をしている時とプライベートでの彼女のギャップがかわいいと思ってしまう、しかも天然なのか?
笑ってできるエクボも愛らしい。
それに彼女の目、あれは一体何色なのだろう?入社した日には気に留めなかったが、今日太陽の下で見た彼女の瞳は、その時々で色が変わっていた。
以前、どこかで見たような記憶が......
高校生の時に出会った姫のようだ。
あの子は今でも俺との約束を
覚えているのだろうか?