お菓子の国の王子様
「うん......あの子の瞳、以前見た記憶があるんだよ。似ている気がするんだ」

「美愛ちゃんの瞳、色が変わっているよね。あっ、仁、知ってる? うちの美愛ちゃんは、別名『姫』と呼ばれているんだよ」

「あぁ、わかる気がする。もしかしてあの子が、お前が昔会った小さなお姫様だったりするのかな? おい、雅、さっき大笑いしたことを大和にも話さないといけないよ。あの可愛い話!」


三人で笑いながら話し、夜は更けていった。

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