お菓子の国の王子様
翌日のお昼前、今朝から社長はすでに3杯目のコーヒーを飲んでいる。その時、大和副社長が紙袋を手にして現れた。
「美愛ちゃん、悪いけどお茶を三人分お願いできる?」
「お客様でしょうか?」
「違うよ、僕たち三人分だよ」
副社長は社長室にいる私たち三人を指さす。
お茶をローテーブルに置くと、無理やり座らされた社長の隣に副社長が座り、紙袋の中身をテーブルに置き始める。
「さあ、美愛ちゃんもお弁当を持ってきて」
副社長に言われた通り、ランチバッグを手にして彼らの前に腰を下ろした。
「雅、おまえも一緒に食べるんだよ。今日は美愛ちゃんがおにぎりを作ってきてくれたから。ねっ、美愛ちゃん?」
私はうなずき社長の前に、おにぎり2個とおかずの入ったお弁当箱、さらに豚汁の入ったスープジャーを置いた。
社長が簡単につまめるように、すべて一口サイズ、甘い卵焼きはもちろん、プチトマト、ブロッコリー、アスパラの肉巻き、そして蓮根のきんぴらも用意した。
「美愛ちゃん、悪いけどお茶を三人分お願いできる?」
「お客様でしょうか?」
「違うよ、僕たち三人分だよ」
副社長は社長室にいる私たち三人を指さす。
お茶をローテーブルに置くと、無理やり座らされた社長の隣に副社長が座り、紙袋の中身をテーブルに置き始める。
「さあ、美愛ちゃんもお弁当を持ってきて」
副社長に言われた通り、ランチバッグを手にして彼らの前に腰を下ろした。
「雅、おまえも一緒に食べるんだよ。今日は美愛ちゃんがおにぎりを作ってきてくれたから。ねっ、美愛ちゃん?」
私はうなずき社長の前に、おにぎり2個とおかずの入ったお弁当箱、さらに豚汁の入ったスープジャーを置いた。
社長が簡単につまめるように、すべて一口サイズ、甘い卵焼きはもちろん、プチトマト、ブロッコリー、アスパラの肉巻き、そして蓮根のきんぴらも用意した。