お菓子の国の王子様
「でも、おばあちゃん以降、何人断ったの? 美愛ちゃん以外にはもういないと思うよ」
「お前はすぐにそうやって」
「ね、美愛ちゃん、どう?」
どのように答えれば正しいのか?
社長は嫌がっているみたいだし、副社長は私にやらせる気満々だし。でも仕事帰りに毎日それをするのはさすがにキツい。
その後帰宅すると遅くなるし、きっと疲れてしまうと思う。
しばらく考えたけれど。
「毎日仕事帰りでは時間的に無理なので」
断ろうとした瞬間、意外なことを提案された。
「そうだね、雅のところで料理をしてから自分の家に帰ると遅くなって危ないし。だったらさ、雅と同居しちゃえば? そうすれば時間もかからないし」
「大和、何を言っているんだよ?」
社長が声を荒げた。
「お前はすぐにそうやって」
「ね、美愛ちゃん、どう?」
どのように答えれば正しいのか?
社長は嫌がっているみたいだし、副社長は私にやらせる気満々だし。でも仕事帰りに毎日それをするのはさすがにキツい。
その後帰宅すると遅くなるし、きっと疲れてしまうと思う。
しばらく考えたけれど。
「毎日仕事帰りでは時間的に無理なので」
断ろうとした瞬間、意外なことを提案された。
「そうだね、雅のところで料理をしてから自分の家に帰ると遅くなって危ないし。だったらさ、雅と同居しちゃえば? そうすれば時間もかからないし」
「大和、何を言っているんだよ?」
社長が声を荒げた。