お菓子の国の王子様
優しく微笑む社長に頷く。
「ただいま」
勇気を出して声を上げると、玄関に小走りで向かってくる母さま。
「あら〜、待ってたわよ。いらっしゃい。どうぞ、どうぞ」
居間に通され、社長の雅さんと並んで座る。
私が話す前に雅さんが挨拶をし、ここに来る前にホテル9(クー)で購入した父さまの大好きなフルーツロールケーキを差し出す。
「初めまして」
雅さんが挨拶をすると、なぜか母さまが「あれ?」という表情を一瞬見せたが、その時は気に留めなかった。
「株式会社BON BONの社長、西園寺雅と申します。急なお願いにもかかわらず、お時間をいただき、誠にありがとうございます」
「ただいま」
勇気を出して声を上げると、玄関に小走りで向かってくる母さま。
「あら〜、待ってたわよ。いらっしゃい。どうぞ、どうぞ」
居間に通され、社長の雅さんと並んで座る。
私が話す前に雅さんが挨拶をし、ここに来る前にホテル9(クー)で購入した父さまの大好きなフルーツロールケーキを差し出す。
「初めまして」
雅さんが挨拶をすると、なぜか母さまが「あれ?」という表情を一瞬見せたが、その時は気に留めなかった。
「株式会社BON BONの社長、西園寺雅と申します。急なお願いにもかかわらず、お時間をいただき、誠にありがとうございます」