この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「いい? いくよ?」

李梨花が蓋に手をかけ私を見る。
私はコクコクと頷き箸を握り締めながら唾をゴクリと飲み込んだ。

「せーのっ!」

蓋を開けた瞬間、湯気とともにすき焼きの香りが大爆発を起こす。

「やーっば! まじで!」

「小春! 食べよう!」

「うん! いただきます!」

さっそくお肉を一枚とり、といた卵にくぐらせ一口でかぶりついた。

「んー! んー!」

あまりの美味しさにバタバタと足を踏み鳴らしてしまう。
はぁーマジで天国。
下の階の人ごめんなさいね、うるさくて。

そんな事を思いながらも私は白目を向いてるはずだ。

もうそこからは二人で美味しいを連呼しながら食べた。

「小春、明日も仕事?」

「あ、うん。そういえば、店来月でたたむらしい」

「なんで!? あんなに繁盛してるのに!?」

祖父母から聞いた話を話す。
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