この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
『それは親父がな。東京で一人暮らしだなんて大変だっつって。喜んでたけどな』

おじいちゃん…。

「今度おじいちゃんに会いに行ってみようかな」

『ああ。それがいい。あ、ヤベ、切るわ。嫁から電話だ。んじゃなー』

「えっ!? ちょっと!」

切られた。
嫁?
嫁って言った!?

新って結婚してんの!?

勝手に独身だと思ってた。

え、待って。
この感じだと、まさかだけど銀も実は結婚してるとかないよね!?

あり得る。
非常にあり得る。

あの男はあなどれんからな。

結婚してなくても彼女とか…

ダメダメ。
一旦気持ちに蓋をすると決めたじゃないか。

今は昔みたいに友達に…

友達?

違和感しかない。

まぁ、いいか。

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