この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「なるほどねー。んじゃ仕事探さなきゃじゃん」
ズバリ現実を突き付けられる。
「そうだった。そうなんだよ。どうしよ」
李梨花は少し考えたあと口を開いた。
「私のお客さんでスタッフ募集してるって言ってた人いたんだけど」
「え!? なんの仕事?」
李梨花はネイリストをしている。
「確かホテルのラウンジのスタッフ探してるって言ってた」
「ホテルのラウンジ?」
「そう。バーで接客するやつ」
「え、私にできるかな?」
「顔パスでしょむしろ。今までも売り子で接客してたんだし。やってみたら?」
顔パスかどうかは置いておいて、この際仕事を選んでいる場合でもないか。
ホテルのラウンジならお客さんもきっと落ち着いた人とかだよね。
「やってみようかな」
「それじゃ連絡しておくね!」
「うん! 聞くだけ聞いてみて!」
「よし! あ! 日付変わっちゃった!」