この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「そっか。うちにきてバレないの?」
だって変わらず付き人の人達はいるじゃんね。
「わからん。バレたら怒られるだけ」
ははは。
なにそれ。
「私おじいちゃんの所に早めに行くよ。そしたら隠さなくてもよくなるでしょ?」
「まぁな」
「あのさ、今更なんだけど…銀と新って幹部ってやつなの?」
私は気になっていたことを聞いてみた。
「え? 銀、お前言ってなかったのか?」
「は? 新こそ言ってねぇのかよ」
二人はそんな事を言い出した。
「コイツ、若頭な。んで俺はこいつの補佐」
新が銀を指差して私に言う。
「若頭!?」
私は銀を見る。
「ああ」
「あ、あのさ、私そっちの世界の事さっぱり知らないんだけど、若頭って何?」
「組のナンバー2ってやつ」
新が答える。
え?
「あ、跡継ぎ的な?」
「まぁ、いずれはそうなるな」
銀がサラッと答えた。