この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
怖いか?

「銀は銀。新も。」

私は二人を見ながらそう言った。

二人が何をしてても構わない。
怖くない。
そう思ったから。

すると銀はフッと笑うとまた何もなかったように食べ始めた。

「小春。小春はこれまでのように普通に暮らせばいいからな」

新が優しく笑った。
お兄ちゃんみたい。

「うん。ありがとう。2人って何歳?」

「何歳に見える?」

新が楽しそうに聞いてきた。

「えー35とか?」

二人は目を大きく開けた。

「やば。俺ショックだわ」

新が箸を置いて頭を抱えた。

「俺もだわ。意外とダメージあるな」

銀までそんな事を言い出す。

「え? ハズレ? 正解は?」

「「 29 」」

2人が声を揃えて答えた。
< 113 / 304 >

この作品をシェア

pagetop