この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
あら。意外と若かった。
落ち着いてるからてっきりもっと上かと思ってた。

「まだギリギリ20代なのに」

新は相当ショックだったようだ。

「29なら30と変わらなくない?」

「いや、全然違うだろ! なぁ?」

銀に同意を求める新。

「別に俺は気にしないけど。35はさすがにないな」

なんだかんだで銀も気にしている。

私が幼稚園の時は銀たちは小学校の高学年とかその辺か。

ん?

そしてハッとした。

「え!? 待って! ヤバい! え!?」

「なんだなんだ!? どうした!?」

急に騒ぐ私に続いて新も騒ぎだす。

「銀がお母さんで、新が犬だよね!?」

二人はポカンとしている。

「ままごとしたよね!? 庭で! ヤバい! 思い出した! え!? うっそ!」
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