この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
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いよいよ今日です。

私はおじいちゃんに会いに家の前までやってきた。
またタクシーに乗って。

今回の運転手さんは無口なタイプだったけど、行き先を告げた時はやっぱり驚かれた。

よし。
行こう。

大きな門の前でインターホンを押そうとした時、中から扉が開いて一人の男性がでてきた。

「お待ちしておりました」

そして頭を下げられる。

「え…」

あ、そうか。
誰かついてきてるから、私がここに来たのも報告されてるのか。

「こんにちは。孫の二ノ宮小春です。おじいちゃんに会いにきました」

「私は組長の付き人をしてます、佐伯敏明（さえきとしあき）と申します。親父も首を長くして待ってますよ。さ、お入り下さい」

そして佐伯さんは案内してくれた。
にしても屋敷までが遠い。

ままごとをしていた庭を通った時は笑いそうになった。
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