この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
銀はいつでも凛としていて、威厳があって大人に見えてた。

弱さなんてないと思ってた。

でも違ったんだよね。

たくさんいろんな感情を飲み込んで生きてる。

きっと危険な世界に身を置いて、安心して過ごせる事なんてないのかもしれない。

あの時、あの時銀は私に慰めて欲しかった?
私に頼りたかった?

私がもっとちゃんとしっかりとした女性だったら素直に甘えてくれた?

私にできることは…ないの?

疑問ばかりが頭の中をぐるぐると回って自分が不甲斐ない。

銀は今、一人で何を考えてるんだろう。

私の事なんて気にもしてない可能性だってある。

湯船にブクブクと顔をつけた。

その時、脱衣所で私の携帯が鳴ってるのに気づく。
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