この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「はっ、無謀だろ? 馬鹿だよな」
嘲笑うかのように笑う銀はとても悔しそうな顔をしていた。
「あの頃おもちゃの銃でよく遊んでて、俺は本物のチャカがどれだけ危ないものなのかわかってなかったんだ」
自分の手を広げて見つめている。
「まるでおもちゃを使うみたいに、敵に向かって撃ちまくった」
銀はそのまま頭を抱える。
「所詮下手くそで擦りもしなかった。
でも敵を煽るのには十分すぎた。
それで、向こうも遂に発砲してきたんだ。
真っ先に俺が狙われた。
そして親父と新の親父は俺をかばって…撃たれたんだ」
私は息を飲み、自分の口を押さえた。
佐伯さんが言ってた通りだ。
「その直後、すぐに他の組員が加勢しにきて親父達を撃った奴らはその場で始末された。
親父たちが死んだのは俺のせいなんだ」
抑制したとは言っていたけど…
始末って…
たったの9歳で目の前で佐伯さんが刺され、親が撃たれて、どんなに辛かっただろう…