この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
銀はそんな私の事など知る由もなく、寝室のドアを迷わず開けると真っ先にベッドへ下ろし覆い被さってきた。

「ちょ、銀? 今から、す…するの?」

「嫌か?」

「あの…私、下着とか…その…」

ゴニョゴニョとはっきり言えない。
それもこれも銀があんまりにも妖艶な顔で私を見つめてくるから。

「大丈夫。どうせすぐに脱がせるし」

「いやっ、でもっ…。その、私…裸とか自信ない…し、すっぴんだし…」

「大丈夫。小春はいつも綺麗だ」

そんな…
綺麗だなんて。

「あと…それから…それから…」

ど、どうしよう。
何も理由がなくなってしまった。

「あとは思いつかないみたいだな?」

銀はニヤっと笑う。
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