この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「もう接触禁止じゃなくなったしな?」
やっぱり知ってたんじゃん。
「うん」
銀はまた目を細めて笑うとチュッとキスをくれた。
「交際する事はきちんと報告しないとな」
「うん」
「ちゃんと守る。もう誰も大事な人を失いたくない」
私はぎゅーっと抱きついた。
「うん」
銀も抱きしめ返してくれる。
大きな私でも、この逞しい身体をした銀の胸の中にはすっぽりと収まってしまう。
本当にどんな事からも守ってくれそうだ。
「銀…好き」
「ああ。俺もだ小春」
触れ合う体温から銀の温もりが、暖かさが染み込むように浸透していく。
落ち着く…。
私はそのまま銀に抱きしめられたまま、心地よい疲労感と共に眠ってしまった。