この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「…春。小春。起きろ」

銀の声が聞こえてゆっくりと目を開ける。
寝起きの銀は更にかっこよかった。
声もいつもより低い。

「ん…おはよう」

「おはよう。身体は大丈夫か?」

そう言われて、昨晩甘い時間を過ごしたのを思い出してしまう。

てか今も裸じゃん!

私は恥ずかしくなって銀に抱きついた。

「大丈夫。平気だよ」

銀はそのまま抱きしめ返してくれるとゆっくりと頭を撫でてくれた。

トクトクと銀の鼓動が耳に心地よい。

落ち着く。
また寝ちゃいそう。

「小春、寝んなよ?」

クスクスと笑いながら私を見下ろしているのがわかった。

「うん。落ち着く」

「ああ、そうだな。俺もだ。柔らかくてあったかいな小春は」

そう言って背中を大きな手が這う。
一瞬ピクっと反応してしまった。

「スベスベだし」

私も銀の背中を触る。

「銀のほうがスベスベじゃん。むしろ背中とかツルツル」
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