この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜


「はぁー。良かった。俺の事は呼び捨てで呼んで下さい。それから、敬語もいりません」

そう言ってミラー越しに優しく微笑んでくれた。
物凄く話しやすくなった。

「わ、わかった。あのさっきとずいぶん違うみたいだけど…」

「いや、一応親父達の前だったんで」

「な、なるほど。それじゃ私からもいいかな?」

「ええ。何でもどうぞ」

「付き人ってずっと一緒にいるんだよね?」

「そうですね。まぁ、若と一緒の部屋の中まではお邪魔しないすけど」

ニヤニヤと笑ってる。

「それじゃ、日向も敬語はやめてよ」

「いや、さすがにそれは厳しいっす」

なかなか食い下がらない。

「んじゃ、こういう風に二人きりの時だけでいいからさ。お願い!」

じゃないと息が詰まりそう。
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