この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
一瞬どうなるかと思ったけど、仲良くなれそうだ。
女友達が出来たみたいで嬉しくなった。

「小春さんは、若頭とは古い付き合いなんだよね?」

「小春でいいよ? うん。幼稚園くらいね。でも私最近まで忘れちゃってて…」

「そうだったんだ。だからコソコソしてたんだね。あたしも何度か当番で小春の護衛してたの。でも絶対バレるなって言われてて」

「接触禁止だったんでしょ?」

「そうなの。小春、初めて組に来た帰り、歩いて帰ったでしょ? コンビニから」

「え! もしかして!?」

「そのもしかしてよ! チョロチョロほっつき歩いて大変だったんだから」

「ごめんね? それじゃあの時銀に知らせてくれたのは日向だったの?」

「そうよ? 何かあったら若頭に報告する事になってたから。特に何かあったわけじゃないけど、完全に迷子だったじゃない? 可哀想過ぎてどうしたらいいかわかんなくて連絡したのよ」

「あ、ありがとね?」
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