この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜

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「忘れたの? 男運悪いの」

李梨花は悪くないのにジトっとした目で睨む私。

「あははは。そうでしたそうでした」

肩をひょいっとすぼめておどけた表情をしてみせる。

「ほんっと懲り懲りだわ」

「逆に凄いけどね! 引き寄せるよね変なの」

なんて言って笑ってる。
まぁ、こうして笑い話にできるのも大変な時に李梨花が隣で支えたくれたおかげだ。

「本当に。どうなってんだか」

「お店のお客さんとかは?」

まだ言う?

そして今日の最後に来たあの男性客を何故か思い出した。

「ん? 誰かいたか?」

「いや…いたというか。なんか、うちの店に最近来るようになった人がいるんだけど違和感しかない」

「違和感?」
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