この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
結局その後も、服なんかもたくさん買って日向の両手はショップ袋で埋まってしまった。

「私も持つよ?」

「大丈夫よ。あたし男だから」

なんて言っておどけている。

「もうっ! ありがとう」

マンションについて、私の部屋まで入ると買ってきた下着や服を袋からだして、二人でまたギャーギャー騒いだ。

「本当に大丈夫?」

「大丈夫だって。日向はあとゆっくりしてて」

「そう? それじゃ、またね」

そう言って隣の自分の部屋に帰って行った。

付き人はどうやら本来ならご飯とかも準備してくれるらしい。
でも別に私はもともと一人暮らしだったし、家事は嫌いじゃない。

だから日向には帰ってもらった。

それにしても楽しかったー。
本当に女友達と買い物してるみたいだった。

日向が私の付き人で良かった。

< 193 / 304 >

この作品をシェア

pagetop