この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「俺、この歳になって初めて好きな女抱いて、感動してる」

「もういいって」

恥ずかし過ぎるってば。

「いや本当に。小春は違う?」

「私も…私もこんなの初めてだよ」

本当に。
こんなに真っ直ぐに愛されてると感じた事なんてない。
こんなに強烈に。

「帰りたくねぇ」

「泊まる?」

「泊まってほしい?」

ニヤっと笑う銀は、なんだか本当に楽しそうだ。

私はコクっと頷いた。

「素直で可愛いな」

そう言って優しくキスが落とされた。

「あ、俺。泊まるわ。ああ」

銀はどこかに電話した。

「誰?」

「下で待たせてる組員。帰ってもらった」

待たせてたんかい。

「そっか。朝までいられるね」

ニコッと笑って見せれば、銀は少し驚いた顔をした。

「煽ってんのか?」

「え?」

「朝までできるね。って意味だろ?」

「ちょっ!」

バッカじゃないの!?
< 201 / 304 >

この作品をシェア

pagetop