この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
その後恥ずかしいから嫌だと言う私を無理やりお風呂場に連れて行って、一緒に入った。

明るいところでちゃんと見た銀の身体に刻まれていた刺青はやっぱり凄かった。

「これ、痛かった?」

「まぁそれなりだな」

「そうなの?」

「テーブルの脚とかに小指ぶつける方が痛いぞ」

「あははは! 銀もぶつけることあんの?」

「ああ。その場でぶっ壊してやろうかと思うよな本当に」

「ははは! 痛がってんの想像できない」

「何クソ!ってなるなあれは。俺足デカいからよ」

そう言って、湯船からピョコっと足を出した。
私も隣に出して並べてみると、本当にデカかった。

「え、これ人の足?」

「うるせ」

言葉とは裏腹にチュッとキスをされる。

「何センチ?」

「29。物によっては30」

「物差しやん。物差し付けて歩いてんの?」

「まぁ、そんなもんだな」
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