この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「あー。まぁ。うん。身体だけ。決まった相手がいたわけじゃない」

「そ、そうなの」

「実は、命日の日も…他の女抱こうと思ってたんだ。でも、小春が近くにいる今そんな気起きなくて。俺小春以外、もう無理なんだわ」

「それじゃあの日私の所にきたのって…」

「いや、あの時は本当に顔だけ見れたらいいと思って行ったんだ。でもいざ小春を前にしたら、我慢できなくなって」

「言わないつもりだったんだもんね」

「ああ。お前が笑ってくれてるだけで十分だと思ってたから」

「銀…」

「でもな、それだけじゃ無理だったな。近くにいたら、我慢なんて出来ねぇよ」

ギュッと更に抱きしめられる。

「小春が可愛いくて、愛おしくて、自分のものにしたくなった」
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