この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「うわー。見てみたい」

「今日も来てたよ」

「今度写真撮ってきたよ」

「無理に決まってるでしょ!」

「あははは! だよねー。小春に早くいい人見つかればいいのになぁ」

そんな人は現れませんよ李梨花どん。
心の中でつぶやく。

「そうね」

とりあえずみたいに言っておく。

「思ってないやつー。はぁ、どれ帰るわ」

「気をつけてね。今日はありがとうね」

「うん! ラウンジの件聞いておくから」

「ありがとう。よろしくお願いします」

李梨花が帰ったあと今日おばあちゃんにもらったメモを思い出した。

ママの実家か…

東京だったんだ。
なんでこんな田舎の弁当屋なんかに嫁いできたんだろ。

まぁ今更頼る気もないけど、親戚が東京にいるってだけ知れたのはなんとなく心強い気はする。

そんな事を思いながら夢の中へと入ったのだった。
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