この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
私は気にせずゆっくり味わって食べる。
美味しいー。

「小春。可愛いわね。あたしでもなんだか変な気おこしそうだわ」

「何言ってんだか。はぁー美味しかった。ごちそうさまでした。ありがとう日向」

日向は少し驚いた顔をしたように見えたけど、すぐにニコっと笑ってくれた。

「お粗末さま。小春もう少し寝る?」

「大丈夫」

「そ? それじゃ、仕事の時間になったらまた迎えにくるわね」

「え? 帰っちゃうの?」

「え?」

あ、そっか。
別に遊びに来てるわけじゃないもんね。
あくまで日向は仕事として私といるんだから。

「あ、ううん。何でもない。それじゃまた後でよろしくね」

「それじゃね。何かあったら連絡してね」

「うん。ありがとう」
< 210 / 304 >

この作品をシェア

pagetop