この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「あははは。ごめんね? 私から言うの遅くなって」

『大丈夫よ。良かったわね、小春』

「うん」

『ちゃんと、寄り添ってあげるのよ?』

「うん」

『あらやだっ! お客さん来ちゃったから、切るわね! それじゃ元気でね』

「あ、うん。おばあちゃん達もね」

相変わらず元気で安心した。

なんだよもう。
銀たら、教えてくれたら良かったじゃない。

でもちゃんと報告してくれてたんだ。
真面目だな銀は。

日向にだって、食事の世話を頼んでさ。

いつだって銀は先回りして。

おばあちゃんに言われた通り、寄り添ってあげたいけど、果たして私で役に立つんだろうか?

逆に足手纏いになってたりしないのかな。

そんな事を思っていればいつの間にか寝てしまっていて、目が覚めるともうすぐで仕事に行く時間になっていた。

慌ててシャワーを浴びて支度をしていると、部屋のインターホンがなって日向が迎えに来た。
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