この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜

「ふふふ。若がやきもち焼かないといいけど」

なんて言ってる。

「大丈夫ですよ」

私はそう言って入り口に向かった。

「それじゃ、行ってきます」

日向にひと声かける。

「行ってらっしゃいませ」

日向は執事の如く、綺麗なお辞儀をして少し離れた席に座った。

そして、日向が見守る中初めての仕事が無事に終了した。

日向と並んで車へと向かう。

「お疲れ様でした」

まだ外なので日向は男バージョンだ。

「どうぞ」

ドアを開けてくれて車に乗り込んだ。
日向も運転席に乗った。

「お疲れ様。さ、帰りましょう」

あはは。いつもの日向だ。

「うん。帰ろう」

「さっそく明日からトレーニングする？」

「する」

「了解。10時くらいから桐生組が経営してるジムに行ってみましょうか」

「うん！」