この愛は永遠に〜危険な甘い囁き〜
「違うよ! 私だけ飲んでたの。彼は烏龍茶だよ。話し相手に付き合ってもらっただけ」
私はすかさず間に入った。
「お前に聞いてない。俺は津田と話してるんだ」
日向を見れば私を見て左右に首を振っている。
大丈夫って言ってるみたいに。
「申し訳ございません」
「お前、小春に変な事してねぇだろうな。付き人だからって近すぎねぇか?」
「けしてそのような事は。若。失礼を承知で申し上げます。小春さんに変な態度を取るのはおやめ下さい」
日向が銀に向かってとんでもない事を言い出した。
「あ?」
ちょ、ちょっと!
今はダメでしょ。
「銀、だ、大丈夫だから。ね?」
「小春さん」
日向の目が笑っていない。
早く問題を解決させようとしているんだ。